リノベーションは常に、方向性で意味合いが異なります。
ラブホに窓はほとんど必要ないですし、
シティホには景観がある程度必要です。
今時エアコンのないホテルは(狙いでない限り)あり得ないですし、
バスルームはもちろん必須です。
デザイナーセンスの物件は、ラブホも
シティホもほしいところ。
ラブホとして維持し続けるならなら、
風営法に配慮し続けなくてはなりませんし、
シティホとして機能させるなら旅館業法に違(たが)わないように
リノベーションしなくてはなりません。
どちらにするにせよ、建築基準法、消防法に配慮したリノベーションが必要ですし、
法律にはできるだけ沿うようにすべきです。
そこにさらに入り込んでくる民泊に関する法的整備。
客層を広げる?
変える?
費用対効果も重要な要素です。
郊外型か都市型かで、駐車場の有無大小、数も決まってしまいます。
よし、リノベーションしよう。
そう考えたら一にも二にも、方向性が大事です。
余談ですが。
ハッテンカの友人の見聞です。
テリー・ギリアム監督の「未来世紀ブラジル」で
多様されていたエアシューターのメッセージチューブ。
あれをおいているラブホがその昔、愛知にあったそうです。
請求書がフロントから届き、代金をこちらからシュートする。
他では新聞社でしかみたことがないそうです。
かっこいいので今もあるといいなあ、なんて言っていました……